お手柄泥棒さん

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こんにちは、よこい(36)と申します!
現在、母(72)と2人で暮らしています。母はアルコール依存症で、認知症です。

ちょっとした「お手柄(?)」は母によく取られてしまいます。

ある日、夏らしい塩レモン味のカップラーメンをスーパーで発見。美味しそう! 母とよこいの分、二つを買って自宅に置いておきました。
すると数日後、母がそのカップラーメンを手に「見てー!こんなん買ってきてん。美味しそうやろ」とにこにこ言ってきました。
──思わず突っ込む私。
「それ私が買うてきたやつですやん…笑」
そう言うと母は「あれっ。そうやったっけ?笑」と少し照れくさそうに笑っていました。
今ではもう慣れてしまいましたが、最初はけっこうショックでした…。

例えば、仕事で出張に行った際、母の好きな鯖寿司を買ってきた時のこと。「冷蔵庫に鯖寿司が入ってるよ」
と母に伝えたら、
「あぁうん。これ好きやから私が買ってきてん」
と返された時…。
(違うねん…。お母さんが喜ぶかな、と思って私が買ってきたやつやねん…)
そう言いたいけど、認知症の症状を目の当たりにしたショックでなにも言えなかったこともありました。
失った記憶を埋めるためにいい感じにお話を創作するのはよくあることですものね。

慣れって、大事!笑
母と笑顔で過ごす日々を増やすためにも。

この記事が、同じような境遇にいる皆さんの共感や安心感に繋がれば幸いです。

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