母の楽しいお買い物

未分類

こんにちは、よこい(36)と申します!
現在、母(72)と2人で暮らしています。母はアルコール依存症で、認知症です。

2024年1〜3月までアルコール依存症治療専門病院へ入院していた母。退院後は月曜から土曜までデイケアに通っています。だいたい15〜16時には帰宅するので、よこいが仕事から帰宅するまでは家で一人で過ごしています。
足腰がめちゃくちゃ健康な母はこの時間帯によく買い物へ行ってしまいます(必要な食料や日用品はヨコイが週末にまとめ買いをしているのですが…)。
そしてその度に買ってくるのが、──発泡酒。

よこいが帰宅するまでの間に大体1、2本は飲んでしまっているのでそそくさと空き缶を隠します。
「お、おかえり〜」
どんなに笑顔でそう言われても、よこいは笑顔になれません。
なぜなら、母が発泡酒を飲む=暴言を吐く。家を壊す。ものを投げる。この式が刻み込まれているから。

母が入院していた病院では家族向け教室も開催してくださっています。

「アルコール依存症になったら、二度と治ることはありません。アルコールを飲み続けるか、完全に断つかのどちらかです」

というのも教えの1つ。

看護師さんからのご助言でノンアルコールビールを冷蔵庫に常備するようにしたところ、ひとまずは買い物の回数は半減しました(毎日→週に2、3回程度)。

でもこうして自分のやらかし(暴言やお家の破壊)を忘れて発泡酒を飲んでるところを見るとやっぱりげんなりします…。よこいの努力やら悲しみやらが無駄になったようで虚しいです。
もうこの人と生活するのやだー! と思うこともたまに…笑

デイケアのほか、週に2回訪問看護師さんが来てくださっています。以前母が入院していた病院の看護師さんです。
その看護師さんが「この前、暑い日に訪問したら、お母さんが冷たい飲み物を出そうとしてくれたんですよ」と笑いながら話してくれました。
なんと、出てきたのはノンアルコールビール!
「つい笑っちゃいました」とのこと。そりゃ笑うしかないですよね〜、とほほ。

この記事が、同じような境遇にいる皆さんの共感や安心感に繋がれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました